プローブを胸部にあて、そこから反射されたものを画像に写します。 検査のさいは上半身裸になり左側臥位でベッドに寝ていただきます。検査時間は20分程度かかります。 ゼリーを塗ったプローブを胸の上に当てますが、特に痛みはなく、超音波自体は身体に害はありませんので、安全で負担の少ない検査です。 検査内容は、心臓の大きさや形態、動きを観察し、心臓が正常に働いているかどうかを検査していきます。 また、心臓の弁の動きや形態、血流の流れを観察し、逆流や狭窄がないかも検査していきます。
心臓の内腔の広さや壁の厚みを計測することで、 拡張型心筋症や肥大型心筋症などの診断をすることができます。
高血圧症や大動脈弁狭窄症の方は心臓の壁が厚くなる、心肥大という現象を引き起こすことがあります。 心臓の壁の性状や厚みから診断できます。
それぞれの心臓疾患が悪化し、心臓のポンプ機能が失調した状態を心不全といいます。 心臓の全体的な収縮性、拡張性、肺高血圧がないかどうかを見て、診断します。
心臓の壁が厚くなったり、動きが低下することがあります。 また、心膜液が貯留し、心臓の動きを妨げることがあります。